ピロリ菌が流行? 胃がん検診と内視鏡検査 [健康な体]
昼間のテレビのワイド番組で
ピロリ菌が流行というような話を耳にしたのです。流行ではな
くてそれに近いキーワードに関するあるいは番組の宣伝だった
のか、一瞬のことでした。
ピロリ菌で胃がんが心配ということであればスルフォラファン
を摂ればいいのです。先日あるテレビ番組でやっていました。
スルフォラファンは
抗酸化力の持続力が強く胃がんのリスクを
下げる
ことが分かったといっていました。実際にピロリ菌を減少させる効果があったからだということでした。
抗酸化力の強い、スルフォラファンはブロッコリースプラウト
に多く含まれているということでした。
ただピロリ菌の流行というのが気になって、
それでネットで調べてみました。
国立がん研究センターは(9月)3日までに、
ピロリ菌と慢性胃炎の両方がない人は胃がんに極めてなりにくい
とする調査結果を発表。
血液検査でどちらも見つからなかった人たちが10年間で胃がん
を発症する確率は、
最も低い40歳女性で0.04%、最も高い70歳男性で0.63%だった。
「ABC検診」と呼ぶ方法で4グループに分けて胃がんのリスクを見積もった。
両方ともなしのグループ以外では、胃がんのリスクは
ピロリ菌に感染しているが胃炎ではないグループが0.32~4.73%、
同菌と胃炎のどちらもありのグループが0.59~8.63%
最も高かったのは同菌が死ぬほど胃炎が悪化したグループで、0.60~8.71%だった。
胃がんの発症には塩分の高い食品を食べ続けることや喫煙な
ども大きく関わっている。リスクが低くても生活習慣に気をつ
けた方がよいという、
日本経済新聞の記事がありました。
胃潰瘍や十二指腸潰瘍など胃の周辺の病気の治療法が進歩して
いて、新薬が登場。胃がんの原因にもなるヘリコバクター・ピ
ロリ菌を取り除く効率をアップさせるという、
記事のほか
また、
バリウム検査で死亡事故も 検査を存続させたい利権構造とは
と題し、
DATE:2015.07.01 07:00 NEWSポストセブン
には、胃がんリスク検診とは何かを示す次のような記述も。
「・・・・ピロリ菌陽性と分かったので主治医が内視鏡検査を
勧めたら、がんが見つかったそうです。私は36年間外科医をし
てきましたが、バリウム検査で早期に見つかった患者の記憶は
ほとんどありません」
1年間で新たに発見される胃がん患者は男女合わせて約13万
人。そのうち自治体のバリウム検査で見つかるのは、たった6000人だ。
臨床医たちは、そんな胃がん検診を根本から見直す必要があ
ると指摘している。
「胃がんの99%はピロリ菌による感染胃炎がベースです。だか
らピロリ菌に感染しているか否かが重要。今は血液検査でピロ
リ菌と胃粘膜の萎縮度をチェックして、簡単に胃がんのリスク
が分かります。それを参考に内視鏡検査で早期発見すれば、胃
がんで死なずに済む時代なのです」
この手法は、『胃がんリスク検診』または『ABC検診』と呼
ばれる。
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